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「時の扉」を開ける鍵を持った人たち それが歴史(考古)学徒 [学校]

 今日から6月くらいまでの毎週火曜日1,2限目の考古学実習は、平城宮跡歩けオロジーです。

 今日はその第1回目。平城宮跡の外郭を歩き、各門の名前や概要を学びました。

 「考古学を学ぼうとしているのだから、みんな平城宮跡についてはある程度知っているだろう」と思っていたのですが、意外や意外、今回が初平城宮という人もいました。

 平城宮跡資料館に朝9時集合・出発、佐伯門、玉手門跡を見て朱雀門へ。朱雀門前で歩幅を計り(後述)、壬生門跡、東院庭園を見学。この辺りで雨が降り始めました。遺構展示館を見学後、平城天皇陵付近にある平城宮最北端へ。住宅街を歩き、平城宮の規模を実感しました。

 今回は朱雀門前で各人一歩辺りの歩幅を計りました。その方法は
①朱雀門南広場の門中心軸線上に立つ。
②東の復元堀まで歩き、歩数を数える。その歩数を2倍にする。
③②の歩幅×2を朱雀門解説にある朱雀大路の全幅(70m)で割る。
こうすることで、大凡の一歩辺りの歩幅が分かります。私は約77.8cmでした。

 平城宮跡で解散した後、私は奈良ファのイオンで食糧確保をしました。昼間(12時前)に初めて買い物をしました。

 午後は4限目の考古学演習(ゼミ?)だけなので、のんびりと学校に向かいました。

 演習では考古学の研究方法を聞き、各々の研究テーマ(主題)を黒板に書き宣言をしました。酒井ゼミらしく、他の考古学ゼミには当てはまらない個性的で研究の遣り甲斐のあるテーマが多くありました。私は当然のごとく「日本古代宮都の考古学的研究」と書きました。

 ゼミの最後に酒井先生のところに19年程お世話になっている方が、先生の名句

それぞれが 時の扉の 鍵をもつ

を紹介し、考古学を修める上での心構え等をお話になられました。
 上記の川柳は酒井先生がふと思い浮かび、「考古学川柳」を始めるきっかけとなったものだそうです。
 私にはこの川柳は考古学だけでなく、歴史全般を学ぶ人に当てはまるものではないかと思っています。過去と今を繋ぐ扉の鍵は誰にでもあるもので、それに気付くと研究ができると・・・。
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