SSブログ
明日香 ブログトップ

歩けオロジーをするときには万歩計を付けています [明日香]

 牽牛子塚古墳の現地見学会に行ってきました。

 飛鳥駅まで近鉄で行き、徒歩で現地へ。駅の前から古墳までの案内板が出ていました。比古命神社の南側の空き地で資料配布や関連書籍等の販売がされていました。

 資料を貰い、東側(特養のある方)から古墳を目指しました。特養の横を抜け、古墳のある丘陵が見え、そこには長蛇の列!以前、藤ノ木古墳の石室公開へ行った時はすぐに見学することができたのですが、今回は太陽の下しばし待つことになりました。

 20~30分で順番が回ってきました。

 仮説の階段を上がると、まさしく調査中という姿の牽牛子塚古墳がありました。

 石室内にライトが入れられ、内部を明るく照らしていました。普段、調査のされていない時でも懐中電灯を持参すれば、この姿は見られます。けれど、この後も石室が見られるような整備がされるのかは不明です。

 石室の北西部に今回見つかった八角墳を示す石敷があります。表面に丁寧な加工が施されており、均質な石敷となっていました。現代の手作業で作られた石敷と比べても見劣りしない、素晴らしいものでした。皇族を含めた天皇クラスの古墳として申し分のない外郭施設構成だと思います。

 写真を撮りたかったのですが、現地に着いてデジカメの調子が悪くなり、充電したはずの電池が放電されていました。そのため、保存容量の少ない携帯のカメラで写真を必要最小限だけ撮りました。

 古墳見学後は、飛鳥散策をしました。

 飛鳥駅前のコンビニ(サンクス)でサンドイッチ2種類と烏龍茶を買い、国営飛鳥歴史公園館で昼食。貴船と同じく、飛鳥でも場所によって食事処が限られるので歩けオロジストの私にはこのような食事が合っています。

 万葉文化館まで行く間、天武・持統天皇陵や伝飛鳥板蓋宮跡を横目に、白露過ぎの飛鳥を歩きました。

 万葉文化館の図書室で資料を読みながら、小休憩を。

 その後、飛鳥坐神社や小原の藤原鎌足関係地を見学し、橿原神宮前駅まで歩きました。

 本日の総歩数は家に着くまでに21,708歩となりました。

 朝、現地へ行く際、同じ電車(近鉄吉野線)で乗り合わせた人たちの8割程が見学会へ行く人たちでした。また、明日香村埋蔵文化財展示室で解説員に牽牛子塚古墳の場所を訪ねている方もいました。さらに、帰りの電車で隣に座った方は、現地配布の資料を読んでいました。

 橿原神宮前駅構内の書店(若草書店)では、「牽牛子塚古墳 関連書籍」という特設コーナーがありました。

 今日、明日は飛鳥地方が牽牛子塚古墳で盛り上がっています。
nice!(0)  コメント(0) 

箇条書きの方が早く、見易く書くことができる [明日香]

 この前、他学科のとある先生と授業後、お話しました。私の持っている写真を見ていただきながら話、先日先輩と日帰り旅行をした話しをすると、「あなたが〇〇さんですか、△△さん(先輩)がいつも話してくれている」と私の正体(?)がばれてしまいました。「一度お会いしたいと思っていたんですよね。今度ゆっくりお話をしましょう」ということになりました。


 さて、今日は昨日書いたとおり、博物館実習の見学で奈良県立橿原考古学研究所付属博物館と奈良県立万葉文化館の見学に行ってきました。

 朝10時に橿考研博物館に集まり、学芸員の解説を聴きながら見学をしました。速足ではありましたが、2時間かけて特別展と平常展の展示解説をしてくださいました。11時頃には中庭で天理大学雅楽部の演奏があり、笙や龍笛の音色を聞きながら見学をしました。

 12時半に博物館を発ち、各自14時までに万葉文化館へ。私と友人は時間の関係で、マクドナルドで食事をし、バスで万葉文化館へ。バスは飛鳥資料館へ行く人たちで超満員でした。

せんとくんと万葉文化館
せんとくんと万葉文化館 posted by (C)もんせ
 万葉文化館では学芸員の解説はありませんでしたが、ボランティアスタッフの方に館内を各自案内をしてもらいました。飛鳥池工房遺跡の説明、万葉歌、万葉知識様々なことに関する解説をしてくださいました。
 引率教員からは「博物館の名称にもなっている『万葉文化』とは何か?」という課題が与えられました。「万葉文化」とはきちんとした学術用語ではないそうで、なぜそのような用語が使われるようになっているのか、展示から推測してほしいとの課題です。私は、この課題が出た瞬間にある程度の答えが出ていました。それを館内で確かめたところ、ほぼ正解のようでした。

 万葉文化館見学後は自由解散で、私は友人と別れ、飛鳥資料館へ歩いて向いました。目的はもちろん、キトラ古墳壁画です。
 17時10分くらいに待ち時間なしで入館し、壁画見学をしました。去年は青龍・百虎、一昨年は十二支の子・丑・寅を見ましたが、今年は四神すべてを見ました。初めて見る朱雀と玄武は思ったより劣化や損傷がなく、美しい姿を残していました。
 ただ、展示順序の関係で山田寺に関する展示部分が逆回りになっているのに、展示内容の変更がなかったのが気になりました。山田寺の概要が最後で、PEG保存処理に関する内容が最初というのに違和感を感じる人や施設スタッフはいなかったのでしょうか?

 飛鳥資料館を閉館時間の18時に出て、歩いて橿原神宮前駅まで向いました。
 途中には代掻きや田植えを済ました水田があり、美しい飛鳥の風景溶け込んでいました。
水田に映える甘樫丘
水田に映える甘樫丘 posted by (C)もんせ
 
 来週は「歴史館いずみさの」と「大阪府狭山池博物館」へ見学に行きます。それまでにレポートと公務員試験対策講座の宿題等を粗方やっておかないと、大変なことになりそうです。
nice!(0)  コメント(4) 

明日香へ行ってきました その2 [明日香]

 明日香へ行ってきました。以前書いたレポートのためです。

 今回はいつもと違い、自転車を持参しました。これから京都・明日香・大阪へ行く機会が増え、現地での細かな移動をするので、折りたたみ自転車を中古で購入しました。前の持ち主があまり使う機会がなく屋内に置いていたため、かなりきれいな自転車です。軽くて、持ち運びも便利です。これなら電車内へも持ち込み可能です。

 近鉄で橿原神宮前駅まで行き、今回の取材が始まります。行先は地図に載っていない古代寺院跡や古墳です。

 最初の目的地は「田中廃寺」。記念碑・案内板を頼りに現地へ。個人所有の竹藪内が伝承地でした。周辺写真だけを撮りました。竹藪が少し盛り上がっていたので、基檀がありそうでした。

 次に「紀寺跡」。本薬師寺と対になる位置にあります。回廊や金堂の基壇がはっきりと分かりました。
2393897

 次に「膳夫寺跡」・・・。位置がよく分からず、断念。

 次に「吉備池廃寺(百済大寺)」。新興住宅地を抜け、該当地へ・・・。案内板は見えますが、足元がかなり悪く、入ることができず、目的地目前にして断念。

 昼食。ガストにて得々ランチ(オムライス)。ドリンクバー、間違えて炭酸飲料を注いでしまい、20分かけて飲む。炭酸は嫌いです。

 「艸墓古墳」へ。住宅地の奥、猫の通り道(幅五十センチ)のような所を通ります。石室を有する方墳です。安倍晴明の墓ではないかと言われているそうです。石室内に入ると、大きな石棺があります。暗くてよく見えないので、懐中電灯を持っていくことをお勧めします。
2393905
2393906

 「上之宮遺跡」へ。新興住宅地の中にあります。聖徳太子の宮殿?と言われています。
2393907

 「首谷古墳」へ。ここも石室を有する方墳です。石棺はありません。
2393908

 「安倍寺跡」へ。一見すると、普通の公園ですが、金堂跡や塔跡があります。伽藍配置は法隆寺と同じく、西に塔、東に金堂です。

 「山田寺跡」へ。前回も来ました。塔と金堂が一直線上にある四天王寺式伽藍配置です。
2393909

 飛鳥、「奥山久米寺」へ。現在は奥山の集落内にお堂があります。塔跡には礎石と共に十三重石塔があります。
2393972

 「大官大寺」へ。礎石はなく、田畑に記念碑と説明板が立っています。しかし、地形と説明板を合わせると、寺院の様子が分かります。地形を見て下さい。
2393973

 最後に「甘樫丘」へ。蘇我蝦夷、入鹿親子が邸宅を構えていたところです。展望台が二か所あります。
2393974
2393975

 この後、ちょっとした訳で飛鳥駅へ。この後、帰路につきました。
nice!(0)  コメント(0) 

明日香へ行ってきました(午後編) [明日香]

 久々にジャンプを見て驚きました。ムヒョがない!いつの間にか連載が終わっていました。先月、最新刊が出て、今後の話の進展を楽しみにしていたのに・・・・。ジャンプはいつもこうです。いきなり終わるのです。

 本題。明日香へ行った日(五月十七日)の話の続き。

 古墳見学を終え、橿原市内のガストへ行きました。本当は石舞台古墳にある食事処で「古代米カレー」を食べたかったのですが、一日十食限定で時間的に売り切れだろうと思いこうしました。まぁ、ガストならTポイントが貯まるからいいですけど。一人ガストは結構つらかったです。

 ガストを出て、東へ向かい飛鳥寺へ行きました。飛鳥寺へ行く途中には、宮跡や寺跡がたくさんあります。飛鳥寺は日本で初めての本格的寺院です。ゴールデンウィークに来たときは、団体客で混雑していて諦めたところです。ここの御本尊は鞍作鳥作の日本最古の仏像、銅造釈迦如来坐像です。幾多の災害をくぐりぬけたせいで、大幅な補修がなされていますが、顔の上半分、左耳、右手の第2・3・4指が制作当時のものだと言われています。ここは、寺院では大変珍しく、御本尊の写真撮影が可能です。参拝所要時間40分(解説時間含む)。

 次に、乙巳の変の舞台となった伝飛鳥板蓋宮跡 に行きました。日本史の資料集(大化の改新)に載っているところです。ここは特に筆頭するようなことはありません。見学所要時間10分。

 その後、聖徳太子誕生の地といわれている橘寺へ行きました。ここの正門は東向きで、珍しい造りです。境内には有名な「二面石」があります。この日は人が少ないようなので、境内南にある慈憩堂というところでぼーっとしていました。ここは参拝者なら誰でも入ることができ、各種の花々の天井画が楽しめます。参拝所要時間30分。

 そして、石舞台古墳へ行きました。ここは他の場所に比べて人がたくさんいました。この古墳は蘇我馬子の墓と言われ、土封が失われています。構成している石の中には、重さ一個七トンのものもあります。そのような石を千数百年支えている他の石や地面はすごいです。石室に入る際は、足元が悪くなっている部分があり、注意が必要でした。見学所要時間20分。

 最後に奈良文化財研究所飛鳥資料館へ行きました。この前、行った時に「キトラ古墳壁画十二支-子・丑・寅-」を開催するとあったので、行きました。今回の日帰り旅行のメインです。が、人が多すぎて入場制限がされていて百五(105)分待ちだったので、諦めました。また、期間内の平日に行ってみたいです。平日は空いているとのことです。

 この後、橿原神宮前駅までのあいだの細々とした遺跡を横目に見ながら帰路に着きました。

 初めて自転車で明日香村を回りましたが、坂道が少ないので走りやすく、どこにも自転車置き場があり、やはり自転車はいいなとおもいました。また、一日利用して明日香を回りたいです。
1744346
飛鳥寺本堂(写真中央は私ではありません 偶然入った観光客の方です)
1744348
飛鳥大仏(写真撮影可能の仏像です)
1744349
二面石(左・悪人、右・善人を表していると言われています)
1744350
石舞台古墳(人が入らないように撮影するのは、難しかったです)
1744351
本薬師寺西塔跡と畝傍山
nice!(0)  コメント(0) 

明日香へ行ってきました(午前編) [明日香]

 どーも、高校生の時数学の授業中、先生が問題の解説中に「このXに"よしき"を入れて・・・」と行った時、思わず笑ってしまって、「どうした?」と言われたもんせです。もちろん、先生は"与式"の意味でおっしゃられました。"YOSHIKI"ではありません。よくあることです。 どーでもいい話はこれでおわりです。

 今日、昨日言ったとおり明日香へ行ってきました。その午前中のことを書きます。(参拝所要時間は、私の要した時間です。)

 朝、大和西大寺駅から橿原神宮前駅まで急行で旅立ち(?)ました。430円、30分かかりました。

 橿原神宮前駅前でレンタルサイクル(1000円)を借りました。

 まず、駅から5分くらいの橿原神宮へ行きました。

 ここは、初代天皇神武天皇が(九州から)大和に入り、初めて宮を営まれたというところを神宮にした場所です。神宮は1889年に営まれ、今は造営120年事業に向けた改修がされています。参拝は無料です。今日は普通(?)の休みで、人は少なかったです。ただ、幼稚園の遠足で園児がお参りをしていました。内宮以外に、広大な外苑があり、散にもってこいのところでした。内宮の北側に畝傍山への登山道もありました。参拝所要時間30分。

 次に、橿原神宮近くの久米寺へ行きました。ここは、聖徳太子の弟、来目皇子または久米仙人が発願者と言われている寺院です。普通のガイドブックには載っていないと思います(違ったらごめんなさい)。境内には、多宝塔、本堂、観音堂などがあります。ここでは、御朱印をしてもらいました。参拝所要時間15分。

 その後、飛鳥駅に向けて疾走をしました。その途中、「益田岩船」という標識があり、はっとしたので、行ってみました。ただ、そこまでの道のりは大変でした。迷ったのです。ここでは、正式の道のりを表します。国道169号線を南下し、岡寺駅の南600mくらいのところにループしきの立体交差があります(標識はここにありました)。そこを左折し、住宅街の道(県道207号線)に入り、道形(途中に交差点あり)に進み、右手にファミリーマートがある交差点を左折します。二つ目の信号を左折すると益田岩船への階段やちょっとした広場があります。あとから分かったことですが、久米寺前の通りを南下しても来れます(その時も目印はファミマ。この場合は右折)。専用駐車場はないので注意。説明板左の丸太調の階段や獣道のような斜面(とっても急です)を登っていくと、益田岩船があります。とっても大きな岩です。周囲には笹の葉が積もっていて、滑るので足元に注意して見学してください。見学所要時間10分。迷走時間20分でした。

 午前中最後は、飛鳥駅西側の古墳めぐりをしました。

 最初は飛鳥駅そばの岩屋山古墳です。ここは見つけやすいです。ここは、大きな石室を持つ古墳で、内部見学ができます。見学所要時間10分。
 二番目は鑵子塚古墳へ行きました。ここは、岩屋山古墳への道を西へ行き、神社を過ぎて大きな道に出て右折して上り坂を上がると、(確か)全農連の施設があるところに看板があります。その看板に従い、林に入ると、二手に道が分かれており、左の道へ行くと鑵子塚古墳があります。いまは、工事(発掘)中のようで中は見れませんでした。残念!
見学所要時間2分。
 三番目に牽牛塚古墳へ行きました。先ほどの二手に分かれている道の右の道へ進み、農道を進むと、右側に看板があり、しばらく細い道を歩くと、あります。ここは石室は二つ並んで造営されている珍しい古墳です。ここも内部の見学はできませんでしたが、鉄格子越しに中を見ることはできます。見学所要時間5分。

 これで午前中は終わりました。この後、昼食を取り、午後の見学を始めました。その詳細はまた明日。

1738991
橿原神宮内宮(人が少ないです)
1738994
久米寺多宝塔
1739005
案内板 これと同じものを見て、たどりついてください
1738997
益田岩船までの道のり①
1739001
益田岩船までの道のり②ロープを利用して登ろう!
1739004
益田岩船
1739007
岩屋山古墳
nice!(0)  コメント(2) 
明日香 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。