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現場に立ち会うと、いろいろとラッキーなことに巡り合えます [写真ブログ 奈良]

机上
机上 posted by (C)もんせ
 現在、机の上がこのようになっています。中央にレポート用紙やノートを置き、その奥に情報検索用にサブパソコンを置いています。勉強中は部屋の明かりを消し、卓上スタンドの光だけです。


 先週の考古学実習の様子を書きたいと思います。

 朝9時に平城宮跡資料館に集合し、出席をとります。この出席は、成績に関係のあるものではなく、解散時に行方不明の人が出ていないか確認するものだそうです。

 出席をとった後は、週によって異なる平城宮跡歩けオロジーが展開されます。最初は平城宮跡の外郭を知り、2回目からは平城宮跡内郭を知るものでした。3回目は大極殿のスケッチでした。そして4回目の先週は平城宮跡資料館の見学でした。
平城宮跡資料館 宮廷ジオラマ
平城宮跡資料館 宮廷ジオラマ posted by (C)もんせ
 改装された資料館は、なぜか展示数が減りました。他大学の考古学の先生は「昔の資料館の方がよかった」と仰って(書いて)いました。
 確かに、前の方が考古学的な発掘・研究成果が表れていたと思います。しかし、今はどちらかというと、平城宮での生活や活動の復元がメインになっており、考古学的な成果の提示が奥に追いやられていました。折角、膨大な発掘成果があるのに、それを展示から削減するのはもったいないことだと思いました。

 資料館の見学は40分程で終わり、その後は集合時間まで自由行動でした。平城宮跡を歩き回るもよし、平城遷都1300年祭を楽しむもよし、スタバで休憩(!?)するもよし・・・。ほとんどの人は前2つを行います。
 私は平城宮跡歩けオロジーをしました。復元大極殿前を通り、第二次大極殿へ行き、なぜこの場所に新たな大極殿を造ったのか考えていました。
 平城宮跡では1300年祭が行われている今でも、奈文研による発掘作業が行われています。現在は東院の発掘が行われていました。私が行くと、ボランティアの方が現在の発掘の様子を説明してくださいました。
 説明を聞いていると、奈文研の研究員の方が何かを持って私たちのところへ来ました。近づきながら、「今あがったばかりの瓦です」と・・・。!!!!出土したての瓦です。
平城宮跡 東院出土瓦
平城宮跡 東院出土瓦 posted by (C)もんせ
 軒平瓦で、文様も残っていました。焼成前に形を整えた際のヘラの跡や布を当てた跡がくっきりと確認できました。凡そ奈良時代後期のものではないかとのことです。文様の検討を行うと、より正確な時代や用いられていた建物の性格が分かるとのことです。

 研究員の方の説明を聞いていると、1300年祭のスタッフの方が「これから【王様のブランチ】の撮影隊が発掘の様子を撮りに来ます」と知らせにきました。瓦が出土したタイミングでテレビの撮影です。「クルーがこれから来るので」とのダジャレが飛び交いました。ちなみに5月22日に放送されました。

 その後、朱雀門方面へ行き、だんだん暑くなってきたので、交流広場のフードコートでソフトクリームを食べました。

 集合時間になったので、資料館へ戻りました。行方不明者がいないか確認してから、解散となりました。
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