SSブログ

読み返し [マンガ]

 夏休みは意外と暇です。特にすることのない日は、本やマンガを読んでいます。読んでいるといっても、以前読んだことのある作品を読み返しているだけです。

 一度読んで、ある程度内容を知っていても、読み返して改めて面白かったり、描写で新たな発見をすることがあります。

ラブひな 赤松健 講談社 全十四巻
 この作品は話の内容というより、小動物達の行動やしぐさを中心に読み返しました。タマちゃんの行動が特に面白かったです。専用のコーヒーカップ・湯呑の使用、スケート、ツッコミなどです。コマの隅で他の動物たちとのやり取りも面白かったです。二度、三度と読み返しても様々な発見があると思います。

リリアとトレイズ 時雨沢恵一 メディアワークス 全六巻
 トレイズのヘタレっぷりが何度読んでも面白いです。私としては、Ⅴ、Ⅵの「私の王子様」の話が好きです。

メグとセロン 時雨沢恵一 メディアワークス 既刊三巻
 セロンの心理描写や、ラリーのセロンに対する慰めの言葉などが・・・。「学園キノ」に次いで面白い時雨沢作品です。
あとがきや短編で、トレイズとセロンの対話なんて面白そう(テーマは告白のタイミング?)。

さよなら絶望先生 久米田康治 講談社 既刊十四巻(集)
 後になってから元ネタがわかり、面白く感じる。初めて読んだ話でも、後になって読み返すと、「あー、あのことだったのかぁ」となる。同じようなことは「ハヤテのごとく(畑健二郎 小学館 既刊十六巻)」にもいえる。

ねじまき鳥クロニクル 村上春樹
 村上春樹作品全般にいえますが、各々の登場人物のセリフの真意は、読み返して初めて気が付くことがある。また地の文でも言葉使いにも、凝っているのがわかる。たとえば、井戸とイド。イドは自我の源(無意識層の中心の機能である。また感情、欲求、衝動をそのまま自我に伝える機能:Wikipediaより)。現在の自分という存在は、世の中でどのようなものなのかと考えさせられた(個人的感想)。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

徘徊2008-08-31 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。