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京都本いろいろ 別に本屋などの回し者ではありません ただ知ってもらいたいだけ  [京都]

 実写版の『こち亀』面白いですね。パロディやオマージュ(?)が様々な部分に盛り込まれています。大原部長の「情熱大陸」って・・・、放送局が同じだから可能なのですね。まるで『銀魂』の持ち味を織り交ぜた『こち亀』のようになっています。逆にシリアスなシーンはそれに合わせた演出、台詞使いがされていました。今後の放送も楽しみです。


 『少年陰陽師』を続けて読んでいると、無性に京都へ行きたくなります。晴明神社や貴船神社、大内裏跡などへ行きたいです。一種の陰陽師関連の聖地巡礼です。他にも北山や東山の各寺院へも参拝したいです。

 そんな京都を歩き回るのにぴったりの本を紹介します。
 
 一つ目は山折哲雄監修 槇野修著の『決定版京都の寺社505を歩く』(PHP新書)です。この本は洛東・洛北(東域)・洛中の上巻洛西・洛北(西域)・洛南・洛外の下巻の2巻に分かれています。
 主要な寺院・神社はもちろんのこと、大寺の塔頭や洛中のビルの谷間にある小さな神社も紹介されています。これまで読んできたどの京都歩きの概説書より詳しく書かれています。各寺社の説明も縁起はもちろんのこと、参拝のポイントもしっかりと記されています。
 京都へよく行かれる方にはお薦めです。持っていて損はしないと思います。

京都の寺社505を歩く<上> (PHP新書)

京都の寺社505を歩く<上> (PHP新書)

  • 作者: 槇野 修
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06/16
  • メディア: 新書




京都の寺社505を歩く<下> (PHP新書)

京都の寺社505を歩く<下> (PHP新書)

  • 作者: 槇野 修
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06/16
  • メディア: 新書


  二つ目は森谷尅久著『地名で読む京の町』(PHP新書)です。この本も洛中・洛西・洛外の上巻洛東・洛北・洛南の下巻に分かれています。
 この本は未入手なので内容を知らないのですが、かなり京都の地名に関して詳しく書かれているそうです。京都の地名は前も書いた(2009年4月19日分)のですが、平安京の条坊や古来からの慣習と関係するものが多く、地名研究をするにはとても面白いものです。

地名で読む京の町 上 洛中・洛西・洛外編 (PHP新書)

地名で読む京の町 上 洛中・洛西・洛外編 (PHP新書)

  • 作者: 森谷 尅久
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2003/05/16
  • メディア: 新書




地名で読む京の町〈下〉 洛東・洛北・洛南編 (PHP新書)

地名で読む京の町〈下〉 洛東・洛北・洛南編 (PHP新書)

  • 作者: 森谷 尅久
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2003/06/17
  • メディア: 新書


 三つ目は森浩一著『京都の歴史を足元からさぐる』シリーズです。このシリーズは洛東の巻洛北・上京・山科の巻北野・紫野・洛中の巻嵯峨・嵐山・花園・松尾の巻が現在刊行されています。
 そのうちの一冊、洛北・上京・山科の巻を読んだのですが、森さんの文はとても読みやすくかつ歴史学者の視点に立った解説や感想が述べられており、とても勉強になりました。
 
京都の歴史を足元からさぐる 洛北・上京・山科の巻

京都の歴史を足元からさぐる 洛北・上京・山科の巻

  • 作者: 森 浩一
  • 出版社/メーカー: 学生社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本




 図書館などで借りて読んで、気に入ったら購入して入京(京都入り)するのがよいとおもいます。

 【8月4日追加】
 追加でお薦めの本を紹介します。
 清水泰博著『京都の空間意匠 12のキーワードで体感する』(光文社新書)です。
 まだ未読ですが、折り返しの文を見ると、寺社や庭園が織りなす「空間」が京都という地でどのような役割を担っているかについて書いているようです。

京都の空間意匠 (光文社新書)

京都の空間意匠 (光文社新書)

  • 作者: 清水泰博
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/05/15
  • メディア: 新書



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