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歴史を専門とする人・しない人 京都・奈良・飛鳥巡りをする際は・・・ [歴史]

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 平城宮第二次大極殿跡で奈良時代の人々のことを思っていそうな、大学生(考古学専攻)の背中。しかし、本当は「あぁ、秋の空だな。紅葉楽しみだなぁ」と思っている・・・。


 私、京都や飛鳥に行くときはその時の内容によって現地で行動づる人を決めているのです。

 研究で行くときは、基本は一人、もしくは同じ研究テーマの人。けれど、同じテーマの人は今のところいません。

 プライベートで気分転換の時は、どちらかというと歴史を専門的に学んでいない人を誘うようにしています。

 歴史を専門的に学んでいる人と気分転換の京都歩きをすると、あまり気分転換にはならないような気がするからです。
 例えば、古美術品を見た時「これってウルトラマリン(ラピスラズリ)かな?瑪瑙もきれいだ。」や建築を見て「大斗と巻斗、垂木、木負が複雑に組み合った〇手先の組物だな。」という会話が歴史を専門に学ぶ者の間ではあります(実話)。

 歴史を専門としていない人と京都・奈良・飛鳥歩きをすると、かなり楽しいです。歩いて寺院・遺跡を巡る楽しさ、歩かなければ分からないその地域特有の文化・風土を見る楽しさを伝えることができます。また、先日大学で催された関西・考古学の日記念講演会「関西考古学50年-考古学の発展と遺跡の保存を語る-」で聞いた「考古学研究に関する普及・啓発活動」の大切さを実践することもできます。

 「へぇ~、勉強になるな」や「〇〇(歴史用語)って、奥深いんだね。面白い!」と一緒に歩いた人に言われるのは歴史を専門にする人にとって嬉しいことです。そして、このことがきっかけで歴史(考古学)に興味を持ってくれると、さらにうれしいです。第2次考古学ブーム到来を期待しています。

 ちなみに明日は飛鳥へ行くつもりです。
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