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チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ [研究]

 火曜日にゼミ発表を行いました。

 いつもですと、自分の「メイン研究」である古代宮都や地域祭祀等に関する学術的な内容で発表するのですが、今回は前回の発表から研究内容に進展がないため、「サブ(副)研究」に関する発表を行いました。

 このブログを半年以上定期的に閲覧されている方なら分かるかと思いますが、私の「サブ(副)研究」とは、「陰陽座の歴史的歌詞解釈」です。
 「メイン研究」の合間や、研究過程で「あっ、これ陰陽座の歌詞にあった」と思う発見があった時に少しずつ進めていました。

 今回、発表のために選んだ楽曲は「貘」と「蛟龍の巫女」です。

 「貘」では、陰陽座結成10年を迎えるにあたっての思いや、これからの活動方針というものをあの歌詞から読み取りました。特に「満開の葉花が 絶海を照らすとき」と「鳳凰よ 青龍よ 其の翼は 辞びて歩もう」の箇所からは陰陽座らしい、ファンを大切にする思いと前へ進むために努力を惜しまない思いがありました。


 「蛟龍の巫女」では、ライブMCでも兄上が言っていたように、これまでの人間の営みを振り返り、これからの人類がどのような思いを持つべきなのかをこの曲から学ぶ(?)こともできます。
 この歌詞でポイントになるのは「殉う 浄潔は 責めて 餞の印」、「唱う 救済など 渾て 砂上の桜」、「寄り臥せ 此の星を喰らい 廻る 生命よ」です。人々は信仰という、他力本願で救いを求めるのではなく、自力本願、自力作善が本当の意味での「救い」ではないかと思います。


 今回の発表の評判は、まあまあだったのでないかと思います。普段とは違う、自分の趣味と研究の間にあるような内容でしたので、発表前の友人たちとの会話では「あかんて」というような意見もありました。
 けれど、私は「温新知故」というようなものが陰陽座にはあるのではないかとやや歪んだ思いがあったため、そのまま本番に臨みました。発表をしてみると、意外と批評はありませんでした。
 
 このような「サブ(副)研究」の発表は今回だけだと思いますが、これからも事あるごとに陰陽座の歌詞解釈は続けていきたいと思います。

 ちなみに、次回のゼミ発表は年明けに「浜松市北区引佐町歩けオロジー」を題材に行う予定です。
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