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自分の今後は・・・ [研究]

 2月15日、本命の奈良大学大学院文学研究科文化財史料学専攻博士前期(修士)課程の入学試験でした。受験生は聞くところによると22名。

 最初は専門試験。「日本史学」「世界史学」「考古学」「美術工芸史」「保存修復学」の5分野の問題のうち、出願時に選択した専攻から1問題を選び解答。当然のことながら「考古学」を選択し、考古学関係の問題3問から1問を選択。選んだのは「日本考古学における次の時代から一つ選び、その概要を具体的に述べよ。①縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代 ④古代 ⑤中世」。④について、宮都に関する内容、文字史料の登場についてB4用紙の裏面まで書きました。
 さらに、5分野のすべての問題の中から、2問題を自由に選択し答えるものも。1つは保存科学で、東日本大震災での被災文化財の保存修復についても述べるもので、凍結乾燥についてふれました。もう1つは美術工芸史で仏師定朝の日本彫刻史上の位置について述べるものでした。3年後期に美術史特殊講義でこのことについて学んでいたので、その時に見聞きした内容を書きました。

 次に英語。奈良大学大学院の文化財史料学の英語はほぼ毎年博物館関係の英文です。今年はV&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)の英語パンフレットでした。英和辞書持ち込み可ですが、自分は少し使っただけでした。

 面接は坂井・千田両先生に当たりました。志願理由(なぜ奈良大学大学院にしたか)、卒論の要点(質問をした坂井先生が私の卒論を読んでいないため)、卒業後の進路についてでした。志願理由は「奈良という自分の行う研究には最適な場所であり、研究のための環境面・教員面で優れている」(要約)。卒業後の進路は「公務員で文化財行政や学芸員。もしくは、高校の地理歴史の教員」と答えました。
 面接の途中で、千田先生は「中村さんは非常に人当たりが良いですから、存在を認知されにくい大学院生と学部生・教員をつなぐ架け橋になってください」と言われました。さらに、成績表を見た坂井先生は「おぉ、中村君は『優』が多いな。資格も多く取っていて、がんばったね」と言われました。

 面接が終わり、控え室に戻りました。受験生のほとんどが顔見知りや学部からの進学希望者のため、控え室は受験開始時より非常に和やかなムードでした。戻って、面接内容を他の受験者に伝えると、「中村が落ちたら、全員落ちるな」と言われました。なぜ!(*´д`)?

 結果発表は18日です・・・・


 が、17日に郵便で届きました。

 結果は合格

 これであと2年、歴史研究ができ、夢に向かってのスキルアップができます。
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