SSブログ

最高の研究をするためには、最高の本を手元に置いておくとよい・・・? [研究]

 今読んでいる本は木下正史『飛鳥幻の大寺、大官大寺の謎』(2005 角川選書)と繁田信一『庶民たちの平安京』(2008 角川選書)です。読み終わった本に林部均『飛鳥の宮と藤原京 よみがえる古代王宮』(2008 吉川弘文館)があります。

 『飛鳥幻の―』には、飛鳥時代に国家最高、最大の寺院として建立された大官大寺について書かれています。吉備池廃寺(百済大寺)に始まり、高市大寺、大官大寺とどのように移り変わっていったのかが最新の研究成果を基に紹介しています。また、各遺跡の遺構検出状況や瓦の編年等も記述されています。

 『庶民―』は、以前紹介した同著者の『殴り合う貴族たち』(角川ソフィア文庫等)と同じように平安時代の日常生活、華やかではない部分が生々しく述べられています。庶民たちが内裏内を走り回った事件、平安時代の台所事情(物価)、事件捜査の模様などが歴史的にどのような見方ができるのかを学ぶことができます。

 『飛鳥の宮―』は、私の研究テーマである飛鳥京と藤原京に関する最新の研究成果を読むことができます。難しい論文集や専門雑誌の内容を非常に分かりやすくまとめてありました。古代都市研究をする人は必読です。

飛鳥幻の寺、大官大寺の謎 (角川選書)

飛鳥幻の寺、大官大寺の謎 (角川選書)

  • 作者: 木下 正史
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本



庶民たちの平安京 (角川選書)

庶民たちの平安京 (角川選書)

  • 作者: 繁田 信一
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/05/09
  • メディア: 単行本



飛鳥の宮と藤原京―よみがえる古代王宮 (歴史文化ライブラリー 249)

飛鳥の宮と藤原京―よみがえる古代王宮 (歴史文化ライブラリー 249)

  • 作者: 林部 均
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2008/01/19
  • メディア: 単行本



 先週、坐椅子を購入したので、自宅でも本をのんびりと読みやすい環境になりました。でも、学校の図書館や学生ラウンジにあるふかふかのソファーの方が心地よいです。

 古書検索大手(?)「日本の古本屋」で本を注文しました。林部均『古代宮都形成過程の研究』(2001 青木書店)と岸俊男『日本の古代宮都』(1993 岩波書店)です。一般古書流通価格の中で最安値のものを選び、購入しました。専門書はやはり手元に置いてあると便利ですからね。

 それと、4月21日発売の陰陽座DVD『龍凰輪舞』完全限定プレス版をAmazonで予約しました。東京JCBホールでの最高の舞台を視ることができるそうです。曲目も最高です。兄上のMCがカットされていないことを望みます。あれがないと、最高のライブにはなりませんからね(笑)。

龍凰輪舞(完全限定プレス盤) [DVD]

龍凰輪舞(完全限定プレス盤) [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。