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浜松から長野へは一般道の方が早い!? 飯田は面白い所だった [写真ブログ 日本]

 5月2,3日で行った「南信州 美術と山と地学の旅」について紹介します。

道の駅信州新野千石平 南方面
道の駅信州新野千石平 南方面 posted by (C)もんせ
 朝の出発は8時くらいに浜松を出発。高速道路の渋滞を回避するために、国道257・151号線を通り11時半に長野県飯田市のJR飯田線飯田駅に着きました。
 国道151号線沿いには桜がまだ咲いていました。また、新緑の山々も見ることができました。

 飯田市のホテル内にあるフレンチレストランで食事をし、第一の目的地川本喜八郎人形美術館に到着。NHKの人形劇で用いられた三国志や平家物語の人形を見ました。それぞれが趣の異なる作風になっており、新たな美術館の面白みを見つけました。
http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/

 川本喜八郎人形美術館を後にし、飯田城跡に建つ飯田市美術博物館へ。行った時は特別展「信州飯田領主 堀侯‐日本を動かした郷土の外様大名‐」を見学しました。戦国期や江戸時代に飯田を治めた領主に関する様々な史料や美術作品が展示されていました。
 館内に刊行物見本が置いてあり、その中の一つ『飯田城ガイドブック』を開くと、千田先生の名前が・・・。開く前からなんとなく予想はしていました。
http://www.iida-museum.org/

 飯田市美術博物館に隣接する柳田國男館、日夏耿之介記念館へ。
 柳田國男館は実際に柳田國男が東京都世田谷区で書屋として使われていた家屋を移築したものです。日本民俗学がこの家から出たのかと思うと、感慨深いものがありました。
http://www.iida-museum.org/link/yanagida.html
飯田市 柳田國男館
飯田市 柳田國男館 posted by (C)もんせ

 日夏耿之介記念館は詩人・文学者・翻訳家として活躍した日夏耿之介の邸宅を復元したものです。伝統的な日本家屋となっており、私好みの造りでした。
http://www.iida-museum.org/link/hinatsu.html

 1日目の最後に元善光寺へ行きました。
 元善光寺は推古天皇10年(620年)の創建と言われ、蘇我氏と物部氏による崇仏論争で難波の堀江に捨てられた仏像を本田善光が拾い、この地で祀ったのが始まりとされています。この時は坐光寺と言われていましたが、長野市にある現在の善光寺に本尊が移ったため、元善光寺と呼ばれるようになりました。日本でも有数の飛鳥時代から続く歴史ある寺院の一つです。
元善光寺 本堂
元善光寺 本堂 posted by (C)もんせ
 本堂は長野善光寺と同じ造りになっていました。ただ、大きさはこちらの方が小さいです。本堂前には回向柱が立っていました。これも善光寺と同じです。
 ただ、本堂内陣の造りは長野善光寺と異なっていました。元善光寺は内陣中央に本尊がありますが、長野善光寺は内々陣の西側にあり、中央には「守屋柱」と呼ばれる柱があります。一説によると、これは物部守屋や物部氏と関係があるとか・・・。詳しくは宮本健次『善光寺の謎‐今明かされる「怨霊封じ」の真実‐』(祥伝社黄金文庫)や同『聖徳太子 七の暗号 「太子七か寺」はなぜ造られたのか』(光文社新書)を参照してください。

元善光寺 看板
元善光寺 看板 posted by (C)もんせ
 元善光寺境内には上の写真のような看板がありました。「つれあい」・・・。このような看板を初めて見ました。他にも「歩行・走行・寝転んでの喫煙禁止」というのもありました。「立ち止まって」というのがないのが不思議でした。

 元善光寺を後にし、今回の宿へ。天竜川沿いに建つ旅館ホテルで、部屋から天竜川や飯田の街・中央アルプスを見ることができました。
 
 2日目については、また明日。
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