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村=博物館(=日本最大規模?) 自然地形を活かした展示  [写真ブログ 日本]

 以前書いて、放置しっぱなしだった、大鹿村や「中央構造線博物館」について書きたいと思います。

中央構造線 北川露頭
中央構造線 北川露頭 posted by (C)もんせ
 上の写真は、国道152号線分杭峠を南に下った途中右手にある「北川露頭」です。
 写真のほぼ中央、土の色が変わっている部分が中央構造線です。写真向って右の黒っぽい部分が三波川変成帯(外帯)、左の茶色い部分が領家変成帯(内帯)です。

北川露頭南方
北川露頭南方 posted by (C)もんせ
 北川露頭の南方面は写真のようになっています。谷あいを中央構造線と川(鹿塩川)が通っています。

 北川露頭から車で20分、国道152号線沿いに中央構造線博物館があります。
中央構造線博物館
中央構造線博物館 posted by (C)もんせ
HP:http://www.osk.janis.or.jp/~mtl-muse/
 行った時は閉館時間を僅かに過ぎてしまっていたのですが、他の見学者がいらしたこともあり、見学することができました。
 この博物館は、久々に感動を与えてくれた博物館でした。
 まず、博物館の外にある岩石標本。「主要なもの」、「有名なもの」だけではなく、中央構造線に関わる岩石175種類が集められていました。しかも、村内から調達したそうです。
 学芸員の河本さん(中央構造線研究の第一人者)の解説もすばらしいものでした。中央構造線とはどのようなものなのか、どのような形成過程を経て今の姿となってきたのかなど、学術的なことを一般の人にも分かりやすく解説してくださいました。学芸員という職種の素晴らしさを改めて認識しました。

 この博物館のHPも素晴らしいものです。おそらく、日本の地学系博物館で最も充実した情報量ではないでしょうか。一度見ていただければ分かります。

 中央構造線博物館を後にし、浜松市方面へ国道152号線を20分程行くと、左手に安康露頭への入り口があります。
 河へ下りる小道を下り、小川を越えると、青木川を挟んだ対岸面に露頭がありました。
中央構造線 安康露頭
中央構造線 安康露頭 posted by (C)もんせ
 北川露頭を含めた詳しいことは中央構造線博物館のHP内「館内展示・野外観察地」「中央構造線ってなに?」を見ていただければ幸いです。

石英(?)集合石
石英(?)集合石 posted by (C)もんせ
断面の綺麗な石
断面の綺麗な石 posted by (C)もんせ
 安康露頭のある青木川の川岸には写真のように面白い石がありました。
 上は石英(ケイ素)が挟まれて岩石化したものだそうです(地理学科の先生談)。

 またいつか大鹿村へ行ってみたいです。そして、中央構造線に関する観察地点を歩いて巡ってみたいです。
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