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書店レジで挟んでくれる栞は本の種類に配慮して選んでもらいたい [研究]

 朝日新聞、毎日新聞、読売新聞各朝刊と奈良新聞を購入しました。

 購入理由は、第一面等に大きく取り上げられている記事を切り抜き、スクラップを作るためです。

 「明日香村の牽牛子塚古墳が天皇陵の可能性が飛躍的に上がった」といえる発見がありました。墳丘を取り巻く石敷が見つかり、その配置が飛鳥時代の天皇陵で見られる八角墳を示しているというものでした。

 明日11日と明後日12日に現地見学会があるとのことですので、ちょっと行ってみようかなと思っています。

 ただ、報道で気になったのが毎日新聞は「斉明天皇陵 特定」、読売新聞は「斉明天皇陵と"確定"」というような見出しにしている点です。確かに天皇陵と言うことになりますが、まだ「斉明天皇陵と正式に決まったわけではない」と思います。各専門家が「斉明陵」と意見が一致していても、ちゃんとした討論を経て出した結論ではないと思うので、むしろ朝日新聞の「八角墳 斉明天皇陵か」や奈良新聞の「斉明陵は確定的」といった表現がよいのではないかと私は思います。

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 驚きの本が最近出版されました。東京大学史料編纂所の保立道久教授(元所長)の『かぐや姫と王権神話 『竹取物語』・天皇・火山神話』(歴史新書y)です。書店でこのタイトルを見た瞬間、様々な思いが頭を駆け巡りました。ちょっと前に議論をしたある人の持っていた見解に近いものがあったからです。
 まだ本編を熟読しておらず、小見出しで興味深い部分について見ただけですが、非常に面白い内容でした。巻末に『竹取物語』の新翻刻が付いており、面白い構成にもなっていました。
 保立先生は歴史の中の『竹取物語』を見るのに、1.言葉の歴史2.自然の問題3.古典の古層に神話を発掘するといった「三つの側面」を示しています。歴史学だけに依らない「総合力」を活かした検証過程も見ものだと思います。

かぐや姫と王権神話 ~『竹取物語』・天皇・火山神話 (歴史新書y)

かぐや姫と王権神話 ~『竹取物語』・天皇・火山神話 (歴史新書y)

  • 作者: 保立 道久
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2010/08/06
  • メディア: 新書


 書店でこの本を買ったら、何故か『07-GHOST』のハクレン(アニメ版)の栞が付いてきました。ハクレンもいいですが、テイトやラブラドールだとなお良かったです。台詞としてはミカゲですが。
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