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今年の修二会をいつ見に行くか検討しています [奈良]

 平城宮朱雀門近くから六角形の大型井戸が発見されました。

 場所は平城宮域の外で、棚田嘉十郎の像が立っている所です。先週そこを通ったところ、発掘をしていたので、気になっていた場所でした。まさか、大型井戸が見つかっていたなんて。

 3月6日の20時半現在のYahoo!ニュースにある記事によると、「朱雀門の門前は海外使節を歓送迎する儀式など公的行事の舞台とされ、井戸は特別な役割を果たしていた可能性が高い」(毎日新聞)とのことです。また、「奈良文化財研究所は「非常に大切な場所にあり、平城宮に入る前、水を使った儀式が行われていた可能性もある」としている」(読売新聞)ともありました。

 平城宮「内」の井戸ですと、造酒司や内裏の井戸が発見・復元されています。他にも報告書内で多く井戸が発見が報告されています。これらは四角形をしているので、今回の六角形が通常と大きく異なることを意味していると思います。ちなみに、京都府にある橘諸兄に関連した井戸も六角形です。

 記事にある写真を見ると、井戸しか写っていません。排水用の溝らしきものが見られず、今後の発掘調査でどのような姿なのか探る必要があります。もし、排水用の溝がなければ、祭祀用井戸の可能性が十分に考えられると思います。「なぜ平城宮の外なのか」という疑問もありますが・・・。

 最近購入した本に形から日本史の考察をしたものがあります。京都大学名誉教授で帝京平成大学教授宮崎興二先生の『なぜ夢殿は八角形か 数にこだわる日本史の謎』(祥伝社黄金文庫)です。日本の歴史や文化の中で数字(漢数字)がどのように所で使われてきたのかを紹介しています。

なぜ夢殿は八角形か―数にこだわる日本史の謎 (ノン・ポシェット)

なぜ夢殿は八角形か―数にこだわる日本史の謎 (ノン・ポシェット)

  • 作者: 宮崎 興二
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 文庫


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