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「文化的すぎやしませんか?」と言われそうな大学生活 [写真ブログ 奈良]

 昨日(月曜日)、第62回正倉院展へ行ってきました。

 大学で貰ったチケットで入場しました。16時ちょっと前に行ったところ、待ち時間なしで入ることができました。しかし、ちょうど団体旅行客と重なり、最初のうちは人混みの中で見学をしました。

 今年は「螺鈿紫檀五絃琵琶」や「白橡綾錦几褥」、「伎楽面酔胡王・迦楼羅」といった有名な宝物が出品されています。特に「螺鈿紫檀五絃琵琶」は間近で見ようとする人たちで30分待ちの列ができていました。もちろん、遠目でも見ることはできます。捍撥部の装飾を間近で見られ、その素晴らしさに感動しました。背面の唐花文や含綬鳥は貝殻の真珠層の光沢を非常にうまく用いています。

 約1時間半ほどで見学終え、ならまち方面の古本屋へ足を延ばしてみました。

 その途中、興福寺前の猿沢池では薄暮時の空や木々が水面に美しく映っていました。
薄暮時の猿沢池1
薄暮時の猿沢池1 posted by (C)もんせ

 興福寺五重塔も美しい姿をしていました。
薄暮時の猿沢池3
薄暮時の猿沢池3 posted by (C)もんせ

 古本屋ではいい本がいい本がいくつかあったのですが、手持ちが少し足りず、また次回にとなりました。

講堂幕
講堂幕 posted by (C)もんせ
 今年出品されていた「白橡綾錦几褥」の文様、どこかでみたことがあると思ったら、大学講堂の幕にその柄が使われていました。上の写真は大学講堂の幕です。


 事後報告ですが、今年も10月31日から11月2日(今日)まで3日間大学祭(青垣祭)が行われました。
大学祭 階段絵
大学祭 階段絵 posted by (C)もんせ

 去年、「来年は模擬店も」と書いたのですが、展示・公演と模擬店に人手を割くことができそうになかったので、今年も見送ることにしました。

 学祭直前に公演時の舞台装飾として「津軽凧絵」をつくることになりました。3日間、2時間ずつ計6時間を使って下の凧絵をつくりました。大きさは人物1人につき模造紙2枚です。
津軽凧絵
津軽凧絵 posted by (C)もんせ

 明日は片づけですが、私は大阪で行われる就職イベントに行くため、部員に任せることにしました。

 大学祭が終わって、次に私にとって大きなイベントは先日も書いた11月7日の暗越奈良街道ウォークの準備です。垂仁天皇、陵墓、古墳についていろいろ調べています。幸い、白石太一郎先生の著書が手元にいくつかあり既読のため、基本知識はすでに吸収済みだと思っています。
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地元の人への聞き込みも現地踏査で必要 [写真ブログ 奈良]

 堀先生と2回目の大和三山の踏査へ行ってきました。

 朝9時に大和西大寺駅を出発し、橿原神宮へ。
橿原神宮拝殿と畝傍山
橿原神宮拝殿と畝傍山 posted by (C)もんせ
 今回は畝傍山に登りました。気温33度の中での山登りは、きついものがありました。

畝火山口神社
畝火山口神社 posted by (C)もんせ
 橿原神宮の反対側、畝傍山西麓の畝火山口神社へも行きました。宮司さんのお話も聞くことができました。

畝傍山山頂から北
畝傍山山頂から北 posted by (C)もんせ
 畝傍山山頂からは、写真のように美しい奈良盆地を見ることができました。目を凝らすと、平城山丘陵が見え、さらにその中にピンク色の建物が・・・。なんと、奈良大学まで見えました。

 先生が持っていた、最大の疑問点を地元の人に聞くために香具山へ。聞き込みリレーをし、北から南へ。その途中、「国見」をしたという伝承のある所を通りました。
香具山西から国見
香具山西から国見 posted by (C)もんせ
 行きは写真のような感じで、帰りは下の写真のようでした。
香具山西から国見(夕日)
香具山西から国見(夕日) posted by (C)もんせ

 先生の疑問点に深く関わっていた人に合い、約40分程お話をされました。先生にとっても私にとっても、非常に興味深いことを聴くことができました。

二上山へ沈む太陽
二上山へ沈む太陽 posted by (C)もんせ
 帰路につくころには、太陽が二上山の向うに沈んでいました。

 その他掲載していない写真が「フォト蔵」にあります。
http://photozou.jp/photo/top/317369
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夜の奈良の魅力伝えます 歩く時は足元に注意 [写真ブログ 奈良]

 19~21日は浜松から両親と弟が奈良へ来て、奈良観光をしました。

 特に20日は、平城遷都1300年祭平城宮跡夏季フェア「光と灯りのフェア」初日で、当日限定のイベントが行われていました。200発の打ち上げ花火という企画もありました。

 けれど、宿泊した宿の場所と食事の時間の関係で、平城宮跡で同イベントを楽しむことができませんでした。

 その代わりに、奈良公園周辺で行われている「ライトアッププロムナードなら」を見ることにしました。

興福寺五重塔ライトアップ
興福寺五重塔ライトアップ posted by (C)もんせ
 興福寺五重塔は以前より幻想的なライトを使っていました。写真撮影時のポイントは猿沢池に反射している点です。

平城宮跡からの花火(せんとくん?)
平城宮跡からの花火(せんとくん?) posted by (C)もんせ
 奈良国立博物館前に来ると、ちょうど打ち上げ花火の始まる時間でした。花火の音だけが聞えていましたが、博物館前の松並木の間から花火をはっきり見ることができました。私たち以外に見物人はおらず、何だか得した気分でした。
 写真は手振れがありますが、せんとくんの似顔絵花火だと思います。

東大寺南大門阿形像
東大寺南大門阿形像 posted by (C)もんせ
 東大寺南大門の金剛力士像もライトアップされていました。

東大寺大仏殿ライトアップ遠景
東大寺大仏殿ライトアップ遠景 posted by (C)もんせ
東大寺大仏殿ライトアップ
東大寺大仏殿ライトアップ posted by (C)もんせ
 東大寺大仏殿はちょっと光の当たり具合が悪いのか、それとも意図しているのかぼんやりとした雰囲気でした。両端をもう少しはっきり見せると良いのではないかと思いました。

夜の二月堂
夜の二月堂 posted by (C)もんせ
 夜の二月堂。二月堂は24時間見学できるそうです。
 昼間とは異なり、誰もいない舞台から奈良市街を見渡すことができます。
 本当は、打ち上げ花火をここから見る予定でした。

 夜の奈良公園を歩く際は、足元に注意してください。暗くて、鹿の糞を踏みそうになります。特に、サンダルのつま先で踏むと・・・((((;゜д゜)))

 21日は奈良国立博物館で特別展「仏像修理100年」となら仏像館開幕記念特別展「至宝の仏像 東大寺法華堂金剛力士像特別公開」を見学しました。
 今年はキャンパスメンバーズのポイントカード(奈良博)ができたので、スタンプを押してもらいました。3つ集まるとオリジナルグッツが貰えます。該当大学の学生は積極的にこの制度を利用しましょう。

 「仏像修理100年」では、明治時代から行われてきた仏像修理の方法や保存活動について紹介されていました。
 文化財である仏像を修理する前に描く破損個所や修復状況を記したスケッチの展示は、学芸員活動で言うコンディションレポートのようなもので、かなり細かく正確に書かなければならないのだと改めて感じました。
 法隆寺百済観音像のレプリカは、本物と見まがうほどの精巧さでした。また、復元された制作当初の阿修羅像は現在のそれとは違う印象を受けました。仏像の美しさは、制作から長い時を経たのちに現れるのだなと思いました。

 「至宝の仏像」は、一部従来の常設展示と同じ寄託・委託の仏像もありました。
 目玉仏の東大寺法華堂金剛力士像は、法華堂内で見たときより迫力がありました。像により近いところで見られることの他、周囲に他の仏像がない分、空間の広がりがあり、一層その存在感に拍車をかけているからかもしれません。
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夏の奈良は緑が綺麗 奈良公園には小鹿がたくさん  [写真ブログ 奈良]

さえきまなさんのサイン
さえきまなさんのサイン posted by (C)もんせ
 『奈良のお宿の春日さん』の作者さえきまなさんのサイン会へ行ってきました。

 作品の舞台となったゲストハウスでのサイン会でした。

 13時からのサイン会で、私は13時10分ごろにゲストハウスに伺いました。なんと、私がこの日のサイン第一号でした。

 さえきさんも私と同じ静岡県出身で、ちょっとした静岡県談義にもなりました。奈良で考古学を学ぶ私、奈良を舞台とする作品を描くさえきさん。奈良に何らかの形で関わる静岡県民が多いなとつくづく思いました。

 途中で奈良大学の講座(奈良文化論)を受講されている方が来られ、考古学・歴史学の話を1時間ほどしました。

奈良のお宿の春日さん

奈良のお宿の春日さん

  • 作者: さえき まな
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2010/04/27
  • メディア: 単行本


東大寺二月堂 2010年8月
東大寺二月堂 2010年8月 posted by (C)もんせ
 久々に東大寺二月堂方面へも行ってきました。

 夏の奈良見学はしたことがなく、晴れた暑い日の散策はこの前の京都散策より汗をかきました。二月堂の北にある休憩処で冷たい麦茶(無料)を頂き体力回復をしました。

小鹿 2010年8月
小鹿 2010年8月 posted by (C)もんせ
 東大寺南大門南の吉城川に架かる橋の下に小鹿がいました。リアル春日さんでした。
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文化財も地理も現地現物 現地で注目する点も似ている [写真ブログ 奈良]

 堀先生他と大和三山・藤原宮踏査に行ってきました。
 
 朝、大和西大寺駅に集合し、車で移動。約1時間ほどで最初の目的地、耳成山に着きました。

 耳成山に南、近鉄大阪線の踏切近くの駐車場に車を入れ、登山開始です。
耳成山口神社
耳成山口神社 posted by (C)もんせ
 登り始めて10分程で耳成山口神社に辿り着きました。
 この神社は畝傍山の畝火山口神社、香久山の天香久山神社と異なり、「山の中」に社殿があります。
 堀先生が以前から公にされている説、「神社は自然(神)と人間世界の境界」から考えると、耳成山は畝傍山・香久山と比べ、木々の中へ人が入っていけれる距離が長い位置関係ということになります。「耳」だけに、より人間らしいということなのでしょうか。

耳成山にクチナシ
耳成山にクチナシ posted by (C)もんせ
 耳成山口神社から5分ほどで耳成山の山頂です。
 山頂は高い木々に囲まれ、期待していた山頂から藤原宮を望むことはできませんでした。けれど、「みみなしやまでクチナシ」を見ることができました。ちなみに、すぐ近くの米川は「目無川」という別名があるとか・・・(真意不明)。まるで「三猿」のようです。

 じっくり見学をしていると、昼近くになってしまったので、かしはら万葉ホール5階のレストランで食事をしました。
 私は日替わりランチで、「茄子の肉はさみ揚げ」に健康御飯、具沢山味噌汁、小鉢が付きました。はさみ揚げは茄子1個を使ったものでした。期待以上の味で、大満足でした。

 午後は藤原宮を見学しました。

 橿原市藤原京資料室で藤原京概説や模型等をじっくり見学しました。

藤原宮西面中門(佐伯門)より西
藤原宮西面中門(佐伯門)より西 posted by (C)もんせ
 その後、踏査の最大目的でもある「藤原宮の各門から大和三山がどのように見えるのか」を試してきました。
 佐伯門(西面中門)からは上の写真のような風景でした。藤原京の時代は、門を通して宮の内から見ていたので、もう少し視界が狭まっていたのではないかと思います。畝傍山は、現在ですと、視線を少し南に向けると見えますが、真西ではありませんでした。

 藤原宮中枢部に入り、大極殿からどのような風景が広がっていたのか、現在の様子からシミュレーションをしました。

藤原宮北西キバナコスモス畑
藤原宮北西キバナコスモス畑 posted by (C)もんせ
 藤原宮中枢部の北西の交差点に今見ごろのキバナコスモス畑が広がっていました。

 藤原宮中枢部を見学すると、タイムリミットが近づいてきたのと天候に不安が見えたので、奈良文化財研究所都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)の展示資料室を見にいきました。
 2007年に発見された地鎮具を見たかったのですが、残念ながら収蔵庫にあるとのことでした。
 展示パネルを見ていると、「藤原京の位置について研究したのは江戸時代の賀茂真淵から」というのがあり、「遠州人として藤原京により一層関わりたい」という思いが強くなりました。賀茂真淵は遠州(浜松市)出身です。

薄明光線(天使の階段、光芒)
薄明光線(天使の階段、光芒) posted by (C)もんせ
 帰りの道中、写真のような大変美しい光芒を目にしました。

 今回は時間と天候の関係で、目的の3分の1程しか達成できなかったので、また次回も行くことになりそうです。
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現場に立ち会うと、いろいろとラッキーなことに巡り合えます [写真ブログ 奈良]

机上
机上 posted by (C)もんせ
 現在、机の上がこのようになっています。中央にレポート用紙やノートを置き、その奥に情報検索用にサブパソコンを置いています。勉強中は部屋の明かりを消し、卓上スタンドの光だけです。


 先週の考古学実習の様子を書きたいと思います。

 朝9時に平城宮跡資料館に集合し、出席をとります。この出席は、成績に関係のあるものではなく、解散時に行方不明の人が出ていないか確認するものだそうです。

 出席をとった後は、週によって異なる平城宮跡歩けオロジーが展開されます。最初は平城宮跡の外郭を知り、2回目からは平城宮跡内郭を知るものでした。3回目は大極殿のスケッチでした。そして4回目の先週は平城宮跡資料館の見学でした。
平城宮跡資料館 宮廷ジオラマ
平城宮跡資料館 宮廷ジオラマ posted by (C)もんせ
 改装された資料館は、なぜか展示数が減りました。他大学の考古学の先生は「昔の資料館の方がよかった」と仰って(書いて)いました。
 確かに、前の方が考古学的な発掘・研究成果が表れていたと思います。しかし、今はどちらかというと、平城宮での生活や活動の復元がメインになっており、考古学的な成果の提示が奥に追いやられていました。折角、膨大な発掘成果があるのに、それを展示から削減するのはもったいないことだと思いました。

 資料館の見学は40分程で終わり、その後は集合時間まで自由行動でした。平城宮跡を歩き回るもよし、平城遷都1300年祭を楽しむもよし、スタバで休憩(!?)するもよし・・・。ほとんどの人は前2つを行います。
 私は平城宮跡歩けオロジーをしました。復元大極殿前を通り、第二次大極殿へ行き、なぜこの場所に新たな大極殿を造ったのか考えていました。
 平城宮跡では1300年祭が行われている今でも、奈文研による発掘作業が行われています。現在は東院の発掘が行われていました。私が行くと、ボランティアの方が現在の発掘の様子を説明してくださいました。
 説明を聞いていると、奈文研の研究員の方が何かを持って私たちのところへ来ました。近づきながら、「今あがったばかりの瓦です」と・・・。!!!!出土したての瓦です。
平城宮跡 東院出土瓦
平城宮跡 東院出土瓦 posted by (C)もんせ
 軒平瓦で、文様も残っていました。焼成前に形を整えた際のヘラの跡や布を当てた跡がくっきりと確認できました。凡そ奈良時代後期のものではないかとのことです。文様の検討を行うと、より正確な時代や用いられていた建物の性格が分かるとのことです。

 研究員の方の説明を聞いていると、1300年祭のスタッフの方が「これから【王様のブランチ】の撮影隊が発掘の様子を撮りに来ます」と知らせにきました。瓦が出土したタイミングでテレビの撮影です。「クルーがこれから来るので」とのダジャレが飛び交いました。ちなみに5月22日に放送されました。

 その後、朱雀門方面へ行き、だんだん暑くなってきたので、交流広場のフードコートでソフトクリームを食べました。

 集合時間になったので、資料館へ戻りました。行方不明者がいないか確認してから、解散となりました。
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様々な視点が飛鳥をより深める歩けオロジー [写真ブログ 奈良]

 いつの間にやらブログ閲覧数が50,000件を超えていました。

 今日は酒井先生や学友会の方々約30名ほどで、新ノ口駅から飛鳥へ行く「太子道」を歩きました。

 朝10時ちょっとすぎに新ノ口駅を出発し、耳成山へ。下ツ道(寺川沿い)を南下し、近鉄大阪線に差し掛かり、東へ。耳成山の南側を見つつ、通過。
耳成山
耳成山 posted by (C)もんせ

 途中、スーパーで昼食を確保し、藤原宮を目指します。
 道中は常に飛鳥や歴史に関する様々な話題が飛び出していました。大学校内でも聞くような話から、かなり突っ込んだ専門的な話しまで。話していても、聴いていても楽しい会話でした。

 藤原宮に着き、朝堂院・大極殿区画を見学後、朱雀大路跡へ。ここで、先生が私を呼び、先生の代わりに藤原京朱雀大路に関する地形的な説明をしました。
藤原宮
藤原宮 posted by (C)もんせ

 日高山を越え、紀寺跡(小山廃寺)で昼食。食後、参加者による自己紹介がありました。みなさん、それぞれ独自の研究テーマを持ち、日夜研究に励んでいらっしゃる様子が良く伝わってくる自己紹介でした。

 紀寺跡を出発し、大官大寺跡を見学、飛鳥の入り口(雷丘東)で先生による飛鳥内の太子道(西に20度振れた軸を持つ道)や太子道と同じ方位をとる遺跡の説明がありました。

 基本的にこれら西に20度振れた都市計画様式は推古朝と初期舒明朝のもので、それ以降は南北に軸を持つ都市計画になっています。なぜ、西に20度振れた都市計画になっているのかが課題になっています。

 説明後、明日香村埋蔵文化財展示室を見学し、最終目的地の橘寺を目指しました。

 橘寺へ向う途中には、伝飛鳥板蓋宮跡(飛鳥京)があるので、そこでも先生による説明がありました。

 飛鳥京の課題は、その正式な入場ルートがどのようであったかです。飛鳥京の南は、飛鳥川が流れており、南から正門(南門)に入るのは困難です。東からですと、外国(中国や百済)使節が、宮を横目に通り、遠回りをして宮に入ったことになります。そうすると西が最も入りやすのですが、これはこれで当時の難波からの主要道を外れ、一般庶民が生活する村や市を見せながら使節団を案内していたのかとなってしまいます。

 そして最終目的地である橘寺へ。
橘寺
橘寺 posted by (C)もんせ
橘寺本堂軒
橘寺本堂軒 posted by (C)もんせ 
 太子誕生の地を参拝し、太子道の旅は終わりました。

 この後、時間のある人たち10名で懇親会を催しました。私も参加しました。各人の研究に関すること、地方の歴史やこれから伝統や文化をどう今の人たちに伝えていくかなどが話題になりました。

 18時に懇親会も終わり、橿原神宮前駅まで歩きました。その時間、ちょうど太陽が二上山の方へ沈む時でした。水を張った水田にも太陽が反射していました。
二上山に沈む・・・
二上山に沈む・・・ posted by (C)もんせ

 そして、太陽が沈みました。
夕焼け
夕焼け posted by (C)もんせ
 古代の人々は今よりきれいな澄んだ空で夕日を見て、多くの歌(万葉歌)を詠ったことでしょう。
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平城遷都1300年祭平城宮跡会場開場 オープン初日は・・・ [写真ブログ 奈良]

朱雀大路
朱雀大路 posted by (C)もんせ
 平城遷都1300年祭のメイン会場である平城宮跡会場が今日、本格オープンしました。初日午後の様子をレポートします。

 昼くらいに雨が降りましたが、午後は天気にも恵まれ、大勢の人が会場を訪れていました。

開会当日の交流広場
開会当日の交流広場 posted by (C)もんせ
 私が行った時、交流広場では何もイベントが行われていませんでしたが、それなりの人出でした。広場に設置されたベンチ(奈良の間伐材を使用)で奈良のグルメに下鼓を打っている方が大勢いました。

会場限定?メロンパン
会場限定?メロンパン posted by (C)もんせ
 大極殿の南東、朝堂院跡の東に飲食物の移動販売車が何台かあり、その中にせんとくんを表面に描いたメロンパンがありました。他にもその場で作り焼いているバームクーヘンや宮崎牛の肉むすびなどもありました。

国営平城宮跡歴史公園模型
国営平城宮跡歴史公園模型 posted by (C)もんせ
 エントランス広場の出展参加ホールにはこれから整備される「国営平城宮跡歴史公園」の構想模型が置いてありました。平城遷都1300年祭が終わってから整備を進めるそうです。近鉄を学園前駅から地下にし、平城宮跡の深部を通すようにするそうです。こうすることで、未発掘遺構や木簡等を保護するようです。周辺の土地を可能な限り買い上げ、奈良時代の平城宮跡全体を体感できるようにする計画だそうです。

手作業の跡
手作業の跡 posted by (C)もんせ
 今回も復元大極殿に入ってきました。今日は順番待ちがなく、行くとすぐに入ることができました。内部も内覧会より人が少なかったです。
 上の写真は復元大極殿の柱です。手作業で木を削った跡が残っています。

 これから様々なイベントが行われますので、みなさん是非奈良へおじゃったもんせ。何か違うような気が・・・
 
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キャンパスメンバーズは便利な制度です 積極的に使いましょう [写真ブログ 奈良]

大学構内の桜
大学構内の桜 posted by (C)もんせ
 大学構内の桜も綺麗に咲いています。奈良の桜も京都の桜も今週、おそらく今日あたりが見頃ではないかと思います。

 今日は明日の演奏の練習をメンバーと午前中に行い、午後は奈良国立博物館と奈良県立美術館に行ってきました。

 向う(奈良公園方面)へ行く時は、ほぼ毎回平城宮跡内を通っています。
 今日通ると、複原大極殿院が完成している模様で、足場や囲い、工事施設が撤去されていました。
 第二次大極殿方面では、人工的な小山の上で一眼レフカメラを携えた人たちが写真を撮っていました。私も、その場に行ってみました。すると、大極殿が桜の間越しに見えていて、絶好の撮影スポットになっていました。
平城宮大極殿と桜(2)
平城宮大極殿と桜(2) posted by (C)もんせ

 平城宮跡を抜け、二条大路を東へ向うと、奈良市内の桜の名所としても知られる佐保川があります。
佐保川の桜(1)
佐保川の桜(1) posted by (C)もんせ
 川の両岸に桜が植えられており、これが4~5km、5000本も続いているそうです。

 奈良国立博物館に到着し、入館料を払って入場しました。京都・奈良の国立博物館では「キャンパスメンバーズ」で入場することができ、これを利用すると京都国立博物館は特別展が無料、奈良国立博物館は平常展無料・特別展400円になります。京都と奈良にある多くの大学が「キャンパスメンバーズ」になっています。該当大学に在籍している学生さんは積極的に活用してください。

 今、奈良国立博物館では「平城遷都1300年記念 大遣唐使展」が行われています。
 飛鳥・奈良・平安時代の日本に多くの文化や文明、制度を持ちこんだ遣唐使達の足跡をたどるものです。
 今回の展示はこれまでのものとはちょっと異なる演出がなされていました。また、貴重な史料や美術作品。絵巻が一堂に会していました。
 今回の展覧会で気づいたことがあります。それは、「飛鳥時代の仏像が以外と残っている」ということと「瓦の編年を見比べるのは思っていたより面白い」ということです。この話題については、また次回に。
 地下回廊には、SHARPの60インチ液晶テレビを8台繋いで「吉備大臣入唐絵巻」を高精細で紹介する設備がありました。最新技術を用いており、原色に近い映像で「吉備大臣入唐絵巻」を見ることができました。
公式サイト:http://kentoushi.exh.jp/index.html
 
 奈良県立美術館では「特別展 M.C.エッシャー展~視覚の魔術師~」を観覧しました。
 エッシャーがだまし絵(トロンプ・ルイユ)を描くまでにどのような経緯をたどったのかが絵と共に紹介されており、徐々に複雑な構成になっていく絵の様子が編年順で展示されていました。
 エッシャーの絵は一目見ただけでは理解できないようなものがいくつかありました、けれど、しばらく見つめているうちにどのような構造になっているのか理解できるようになりました。「2次元空間だからこそできる3次元的表現」がエッシャーの絵です。もし、これを現実世界に模型で作ったらどのようになるのか考えながら見る(実際は不可能?)と、面白いものがあります。
 ただ、この展示は解説板にやや難しいことが書かれていました。それこそちょとした幾何学(ユークリッド、非ユークリッド)の知識がなければ理解できないよな解説がいくつかありました。学芸員を目指す私としては、「もうちょっと適切な、来る人全員が理解できる他の表現はないのか」と考えてしまいました。

大佛鐡道記念公演の枝垂桜
大佛鐡道記念公演の枝垂桜 posted by (C)もんせ
 帰りがけ、奈良県立大学の北にある大佛鐡道記念公園にある枝垂桜を見てきました。去年、偶然通りかかって見つけた名桜です。
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たくさん歩くときに限って万歩計を忘れる・・・ [写真ブログ 奈良]

歌姫町の山里風景
歌姫町の山里風景 posted by (C)もんせ
 大学からならやま大通を東進し、郡山街道(木津平城線)へ。郡山街道へ入ると、すぐに写真のような風景が広がっています。昔懐かしい、山里のような景色です。

 郡山街道は有名な「歌姫越え」の場所でもあります。大和から山城を繋ぐ古道の一つであり、平安時代の和歌や随筆等にも出てくるそうです。この道を南下すると、平城宮の真中を通る「みやと通」になります。

平城宮桜
平城宮桜 posted by (C)もんせみやと通の桜
みやと通の桜 posted by (C)もんせ
 奈良の桜の名所の一つ平城宮跡では桜がきれいに咲いていました。これから週末になると、多くの人が集まり、花見が催されると思います。大学の学科でも、毎年新入生研修の後、平城宮跡で花見をするのが恒例となっています。

 朱雀門へ行くと、平城遷都1300年祭平城宮会場のイベントの練習をしていました。奈良時代の衛士が、朱雀門を出入りする際に行っていた儀礼のようでした。
平城宮朱雀門北の花壇
平城宮朱雀門北の花壇 posted by (C)もんせ
 朱雀門北には写真のような花壇があり、すべてにパンジーが植えられていました。
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